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インドネシア人が日本で働く理由とは?性格や宗教の特徴を踏まえて解説

採用市場において、今、最も熱い視線を浴びているのがインドネシア人材です。

親日的で穏やかな国民性を持ち、若く活力に溢れたインドネシア人は、どのような理由で海外で働くことを志すのか。
また、なぜ日本で働きたいと考えるのかについて、インドネシア人の就職に対する考え方や宗教観を交えながら解説をしていきます。

目次[非表示]

  1. 1.インドネシア人が日本で働きたい理由
    1. 1.1.【経済格差を超えた「家族への責任感」】
    2. 1.2.【「稼げる国」から「学べる国」へのシフト】
    3. 1.3.【円安下でも揺るがない「日本ブランド」とQOL】
    4. 1.4.【伝統的な親日感情】
  2. 2.インドネシア人が日本企業への就職で重視する4つのポイント
    1. 2.1.信仰への配慮(礼拝スペースと食事)
    2. 2.2.家族への送金と経済的な実利
    3. 2.3.アットホームでギスギスしていない職場環境
    4. 2.4.日本の高度な技術と「おもてなし」の習得
  3. 3.性格と国民性:他国との比較から見える「インドネシア人の強み」
    1. 3.1.【穏やかで調和を重んじる「和」の精神】
    2. 3.2.【「察しの文化」と「フィリピンタイム」の間】
    3. 3.3.【叱り方の鉄則:プライド(面子)への配慮】
  4. 4.採用を成功させ、定着させるための「3つの処方箋」
    1. 4.1. 「あいまいな指示」を完全に排除する
    2. 4.2.「3年目の壁」を乗り越えるキャリアパス提示
    3. 4.3.コミュニケーション能力の積極的な活用
  5. 5.インドネシア人が日本で働く理由を知ろう

インドネシア人が日本で働きたい理由

かつての外国人採用には「低賃金の労働力確保」という、受け入れ側の一方的な側面が否定できませんでした。
しかし、現在はその構図が劇的に変化しています。インドネシアの人々がなぜ日本を選ぶのか、その背景には多層的かつポジティブな動機が存在します。

【経済格差を超えた「家族への責任感」】

インドネシア人にとって、日本での就労は依然として経済的な成功を収めるための大きなチャンスです。
自国と比較した際、日本で得られる給与水準は今なお魅力的であり、稼いだお金の多くを母国の家族へ送金します。
この「家族の生活を支えたい」という利他的で強い責任感こそが、過酷な現場をも支える粘り強い働く原動力となっているのです。

【「稼げる国」から「学べる国」へのシフト】

近年、日本に対する期待は単なる「出稼ぎ先」から「キャリア形成の場」へと変容しています。
特にインドネシアの若年層は、日本の高度な技術、徹底した整理整頓(5S)、時間厳守といった仕事の作法を学び、将来の自国でのキャリアアップに繋げたいという「スキルアップ志向」を強く持っています。

【円安下でも揺るがない「日本ブランド」とQOL】

円安の影響で、近隣諸国や欧米諸国との獲得競争が激化する中、日本が選ばれ続けている理由は「生活の質(QOL)」と「文化への深い憧れ」にあります。

アニメ・ポップカルチャー

日本のアニメや食文化に幼少期から親しんでおり、「憧れの地で暮らしたい」という純粋な好奇心が来日の強い動機になります。

治安と環境

日本の治安の良さ、教育環境、公共インフラの充実は、家族を大切にするインドネシア人にとって極めて高い付加価値として認識されています。

【伝統的な親日感情】

インドネシアは世界でも有数の親日国です。
日本製品への信頼感に加え、長年の経済協力の歴史から日本人に対して非常にポジティブなイメージを持っています。

この心理的なハードルの低さは、定着率を高める上での大きなアドバンテージとなります。

インドネシア人が日本企業への就職で重視する4つのポイント

親日家が多く、笑顔を絶やさないインドネシアの人々。
インドネシア人が日本での就職を決める際、単なる給与条件以上にチェックしている「安心感」の正体とは何でしょうか。

信仰への配慮(礼拝スペースと食事)

国民の約9割がイスラム教徒であるインドネシア人にとって、信仰は生活の一部です。
そのため、「1日5回の礼拝(特に勤務時間中の短い休憩)」や「金曜午後の集団礼拝」への理解があるかどうかは、就職先を選ぶ際の絶対条件となります。
また、食堂でのハラール対応や、豚肉・アルコールを避ける習慣への配慮がある企業は、インドネシア人から絶大な信頼を得ることができます。

家族への送金と経済的な実利

インドネシア人は家族愛が非常に強く、日本で働く最大の動機は「母国の家族を経済的に支えること」です。 額面の給与はもちろんですが、「手取りでいくら残るか(寮費や光熱費などの固定費が安いか)」をシビアに計算します。

現在は、円安の影響を考慮しつつも、日本で貯金をして母国で家を建てたり起業したりするという夢を持つ若者が多く、ボーナス制度や昇給の仕組みが明確な企業に惹かれる傾向があります。

アットホームでギスギスしていない職場環境

インドネシアには「ゴトン・ロヨン(相互扶助)」という助け合いの精神が根付いています。
職場に「家族のような温かさ」を求め、怒鳴り声が飛ぶような厳しい上下関係や、個人主義すぎる環境を苦手とします。
上司や同僚が気さくに声をかけてくれる、困ったときに相談しやすいといった「心理的な安全性」が、離職を防ぎ、パフォーマンスを最大限に引き出す鍵となります。

日本の高度な技術と「おもてなし」の習得

「日本でしか学べないスキル」を身につけることは、インドネシア人にとって大きなステータスです。
製造業の現場での精密な技術や、サービス業における「おもてなし」の精神、あるいは介護現場での先進的なケア。
これらを「将来、母国の発展に役立てたい」という強い志を持つ人材が増えています。
単なる労働力としてではなく、「研修生・技術者として成長させてくれるか」という視点が企業選びの基準になっています。

性格と国民性:他国との比較から見える「インドネシア人の強み」

現場での摩擦を回避し、円滑なコミュニケーションを築くためには、インドネシア人の根底にある価値観を理解する必要があります。
ここでは、他国の人材と比較しながら、その特徴を浮き彫りにします。

【穏やかで調和を重んじる「和」の精神】

インドネシア人は非常に温厚で、直接的な衝突や争い事を極端に嫌います。これは、周囲との調和を何よりも大切にする「集団主義」的な価値観に基づいています。

国籍

主な性格・仕事観の特徴

日本での活用シーン

インドネシア

穏やか・楽観的。宗教を軸にした誠実さ。

介護、看護、飲食などホスピタリティが求められる現場

ベトナム

勤勉、向上心が高い。面子を重んじる。

製造業、建設業など正確性とスピードが求められる現場

フィリピン

明るくポジティブ。英語力が高くストレート。

ホテル、インフラ、語学教育、接客業

インド

論理的、交渉上手。IT・数学に強い。

ITエンジニア、研究開発、戦略部門

【「察しの文化」と「フィリピンタイム」の間】

フィリピン人と比較すると、インドネシア人は比較的、日本の「空気を読む」文化に近い面を持っていますが、やはり根本的には明確な言葉でのコミュニケーションを好みます。
一方で、東南アジア諸国に共通して見られる「時間にルーズな面(いわゆるフィリピンタイムに近い感覚)」が顔を出すこともありますが、これは教育と現場のルール作りで十分に解消可能な範囲です。

【叱り方の鉄則:プライド(面子)への配慮】

ベトナム人同様、インドネシア人も人前で叱責されることを「最大の屈辱」と感じます。
注意が必要な場合は、必ず「1対1」の状況を作り、相手の言い分を一度受け止めた上で、論理的に改善を促すのがマネジメントの鉄則です。

採用を成功させ、定着させるための「3つの処方箋」

インドネシア人の能力を120%引き出し、組織の力にするための具体的なアクションプランを提案します。

 「あいまいな指示」を完全に排除する

日本特有の「適当にやっておいて」「空気を読んで」という指示は、外国人材には一切通用しません。
数値や写真、動画マニュアルを用いて、「いつまでに」「何を」「どのレベルまで」を明確に示してください。
インドネシア人は「納得感」があれば爆発的な成果を出す特性があります。

「3年目の壁」を乗り越えるキャリアパス提示

来日から3年が経過し、仕事と生活に慣れてきた頃、多くのスタッフが将来への不安から転職や帰国を考え始めます。
育成就労制度による転籍が自由化される中、定期的な1on1を実施し、インドネシア人の夢(家族を日本に呼びたい、独立したい等)に寄り添ったキャリアプランを一緒に描くことが定着の鍵です。

コミュニケーション能力の積極的な活用

インドネシア人は非常にフレンドリーで、職場のムードメーカーとしての素質を持っています。
孤立させるのではなく、日本人スタッフとの交流イベントや、文化を紹介する機会を設けることで、組織全体のグローバル化と風通しの良さを促進できます。

インドネシア人が日本で働く理由を知ろう

インドネシア人材の採用を成功させる鍵は、単なる「労働力」としてではなく、企業の未来を共に創る「パートナー」として尊重することに他なりません。

「郷に入れば郷に従え」という時代は終わりました。
企業に求められているのは、日本の優れた商習慣とインドネシア人の持つ柔軟で温かな価値観を融合させる「多文化共生」の姿勢です。
インドネシア人が日本に来る動機である「家族への愛」や「成長への渇望」を理解し、それに応える環境を整えること。その歩み寄りこそが、インドネシア人スタッフの、そして共に働く日本人スタッフの「満足度」を最大化すると考えております。

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