
【2025年最新】岐阜県内の外国人雇用に関する助成金、補助金制度まとめ
近年、労働力不足が深刻化する中、外国人材の雇用は多くの企業にとって重要な選択肢となっています。
本記事では、岐阜県内の外国人雇用を支援する最新の助成金・補助金制度について、県や各市町村が実施している主要な制度を詳しくご紹介します。
外国人材の受け入れを検討している事業者の方々にとって、これらの制度が円滑な雇用と職場定着の一助となれば幸いです。
目次[非表示]
岐阜県が実施している助成金、補助金制補助金制度
令和7年度岐阜県外国人介護人材日本語学習支援事業費補助金
制度の概要、目的
介護職種の外国人技能実習生又は介護分野における特定技能外国人(以下、「外国人介護人材」という。)を受入れる介護事業者が行う日本語学習に係る経費の一部について助成します。
補助事業の対象者
県内に事業所を有する介護保険法(平成9年法律第123号)第115条の32第1項に規定する介護サービス事業者であって、外国人介護人材の受入れを行う介護事業者
対象となる経費
介護事業者が負担する外国人介護人材の日本語学習にかかる経費
補助金額(助成金額)
 基準額:外国人介護人材1人当たり150,000円
 ただし1事業所当たり300,000円が上限
 補助率:2分の1
参考:令和7年度岐阜県外国人介護人材日本語学習支援事業費補助金
令和7年度岐阜県介護事業者外国人留学生支援事業費補助金
制度の概要、目的
介護福祉士の資格取得を目指す外国人留学生に対し、日本語学校(卒業後県内又は岐阜県近郊の介護福祉士養成施設に進学する場合に限る。)の学費及び居住費等に対する奨学金を給付又は貸与した介護事業者に対し、その奨学金の一部について助成します。
補助事業の対象者
県内に事業所を有する介護保険法(平成9年法律第123号)第115条の32第1項に規定する介護サービス事業者
対象となる経費
| 補助対象経費 | 基準額 | 補助率 | 対象年度 | 
|---|---|---|---|
| 学費 | 月額50,000円 | 3分の1 | 介護福祉士養成施設に入学する前年度(卒業年度) | 
| 居住費等 | 月額30,000円 | 
※受入介護サービス事業者が上記の補助基準額を超えて介護人材の確保に向け積極的に支援を行う場合に限り、以下ア、イのとおり居住費等の基準額を加算する。
ア 月額20,000円以内の加算
イ 入居に係る初期費用等について、月額50,000円以内の加算(当該月に限る。)
参考:令和7年度岐阜県介護事業者外国人留学生支援事業費補助金
高山市が実施している助成金、補助金制度
外国人材雇用支援事業補助金
制度の概要、目的
多様な人材の活躍による市内の人材確保を図るため、新たに外国人材を雇用する事業者に対し、経費の一部を支援するものです。
補助事業の対象者
市内に事業所を有する事業者
対象となる経費
次に掲げる外国人材の雇用時に要する費用
- 登録支援機関、監理団体および日本国内の人材紹介会社に雇用開始時に支払う初期経費
- 在留資格の変更の申請および在留期間の更新の申請に係る書類の作成に要する費用
 (収入印紙代及び入国管理局へのこれらの申請の取次ぎに要する経費を含む。)
- 外国人材の就労時の入国を目的とした渡航費用
- 留学生として国内の学校等を卒業した後雇用する外国人材の就労時の高山市内までの移動費用
- 外国人材受入を目的とした、住宅借上、ハウスクリーニング、社宅の購入・改修等住環境整備に要する費用
- その他特に市長が必要と認めた費用
補助金額(助成金額)
- 補助対象経費の3分の1以内
- 1事業者あたり上限20万円
関市が実施している助成金、補助金制度
中小企業等の労働力確保のための職場環境整備費補助金
制度の概要、目的
女性、高齢者、障がい者及び外国人等の雇用促進及び定着化を図るために職場環境の整備を行う中小企業等にその費用を補助し、中小企業等の労働力の確保を支援します。
補助事業の対象者
市内において補助事業を行う中小企業等で、次に掲げる要件を全て満たすもの
- 市内において引き続き1年以上同一の事業を行っている者であること。
- 市税、介護保険料、水道料金、下水道使用料その他市に納付すべき歳入金を滞納していないこと。
- 関市みんなの就職サポートセンターに企業情報の登録をしていること。
- 申請日において、公共職業安定所を通じて求人の申込みをしていること。※有効求人倍率および職業の要件をなくし、対象を拡充しました。
- 複数年度にわたって従業員を採用する計画があること。
- 同一の補助対象経費について国、県その他の団体から補助金等の交付を受けていないこと。
対象となる経費
補助対象事業:従業員が働きやすい環境を整備するために実施する次に掲げる事業
(1)トイレ、洗面所、更衣室、休憩室、食堂、シャワー室、仮眠室又はベビールーム(託児室を含む。)の新設又は改修
(2)福祉機器類又は送迎用の福祉車両の購入
(3)その他市長が適当と認めるもの(例 外国人雇用のための通訳機の購入)
補助対象経費:上記の対象事業の実施に要する経費のうち次に掲げるもの(消費税及び地方消費税は除く)
(1)工事請負費(撤去費用を除く。)
(2)備品購入費 
(3)役務費
(4)使用料又は賃借料 
(5)委託料
補助金額(助成金額)
補助率 :2分の1(1,000円未満切捨て)
補助額 :上限1,000,000円
交付回数:1の事業対象者につき1回
飛騨市が実施している助成金、補助金制度
飛騨市外国人技能実習生等面接旅費等補助制度
制度の概要、目的
市内の事業者が外国人材を雇用する際の費用負担を軽減することを目的とします。
補助事業の対象者
⑴ 実習生等を市内事業所で雇用する個人又は法人。
⑵ 市税等を滞納していないこと。 
対象となる経費
外国人材の採用面接を目的とした渡航費用
(ただし、航空券代はエコノミー クラスのみを対象とする。)の1/3以内 1,000 円未満切り。
※ファースト、ビジネス、プレミアムエコノミークラスは補助対象外です。
※1回の申請につき5万円を限度とし、同一の採用予定者の面接に対し1回まで 申請することができる。
補助金額(助成金額)
飛騨市外国人技能実習生等の 空き家等社宅化支援補助制度
制度の概要、目的
飛騨市で働く外国人の住まいの確保と市内の空き家増加の問題解消を目的とします。
補助事業の対象者
- 市内に事業所を有する個人または法人で、外国人を市内事業所で雇用していること 
- 市税等を滞納していないこと。 
補助金額(助成金額)
・賃貸する空き家等賃貸料の2/3以内(月額3万円を上限とする。)。
・交付を決定した月の分を含め、実際に賃借した通算36月分を限度とする。 
参考:飛騨市外国人技能実習生等の 空き家等社宅化支援補助制度
飛騨市外国人技能実習生等支援事業補助制度
制度の概要、目的
外国人技能実習生、労働者を雇用する事業所の業務効率改善目的とし、生活指導に伴う通訳派遣や事業所内で実施する日本語授業費用の一部を補助します。
補助事業の対象者
- 市内に事業所を有する個人または法人で、実習生等を市内事業所で雇用していること。 
- 外国人通訳の派遣を受ける場合は、当該通訳の日本語能力が N2 以上であること。 - 日本語教師の派遣を受ける場合は、当該日本語教師が適切な日本語教師の資格を満たしていること。 
- 市税等を滞納していないこと。 
対象となる経費
生活指導に伴う通訳派遣や事業所内で実施する日本語授業費用
補助金額(助成金額)
必要な経費の1/2以内 1,000 円未満切り捨て。
助成額は1日あたり1万円を限度とし、1年度に24日分まで申請することができる。
下呂市が実施している助成金、補助金制度
外国人技能実習生等雇用支援事業
制度の概要、目的
市内の介護事業所等において、介護、特定技能、技能実習、特定活動のいずれかにより滞在する外国人介護人材を雇用された法人に対し、経費の一部を補助します。
補助事業の対象者
外国人技能実習生等雇用支援事業 市内介護事業所等において、新たに技能実習生等を雇用し、当該事業所において介護職員として現に勤務させている法人
対象となる経費
技能実習生等を新たに雇用するにあたり要した諸経費相当額
補助金額(助成金額)
雇用1名につき上限10万円
まとめ
岐阜県および各市町村では、外国人材の雇用を支援する多岐にわたる助成金・補助金制度が用意されています。
これらの制度は、介護分野を中心に、日本語学習支援や資格取得、生活環境の整備、初期費用の負担軽減など、外国人材の受け入れから定着までを包括的にサポートする内容となっています。
外国人材の雇用を検討している事業者にとって、これらの制度を積極的に活用することで、採用コストを抑え、安定した人材確保と職場環境の改善を図ることができます。詳細な情報は各自治体の窓口で確認し、ぜひご活用ください。







