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【スタッフインタビュー】フィリピン人 特定技能介護士ニノさん!医薬の知識を生かして働きたい

介護ビザで働くフィリピン人介護士「ニノさん」にインタビューをさせて頂きました。
介護のことや、日常生活のことをお話しいただけましたので、さっそく見ていきましょう!

目次[非表示]

  1. 1.インタビュイーの特徴
  2. 2.インタビュー内容
    1. 2.1.フィリピンから日本に来たきっかけ
    2. 2.2.介護の仕事について
    3. 2.3.日常生活や日本語の勉強について
    4. 2.4.今後の展望とメッセージ

インタビュイーの特徴

フィリピン人 特定技能介護士インタビュー1


ニノさん 35歳

留学生として2018年に来日、その後特定技能ビザに切り替えて仕事している
フィリピンで看護師の免許を取得
日本では、初任者研修の資格を取得し、介護福祉士を目指している

インタビュー内容

フィリピンから日本に来たきっかけ

新井:
ニノさんが日本に来たのはいつですか?

ニノ:
2018年に来日しました。
最初は留学ビザで日本語学校に入学し、1年半通った後に、特定技能ビザに切り替えて介護の仕事を始めました。
そのころから介護の仕事を始めました。

新井:
ニノさんが日本に来たいと思ったのは何でですか?

ニノ:
日本のアニメのことが好きだったので日本に興味を持ちました
特にドラゴンボールが好きでした。

日本のイメージで、桜とか観光地とかたくさん思い浮かぶものがありますが、ほとんどはアニメから勉強しました。

新井:
実際日本に来てみてどうでしたか?

ニノ:
生活費がとてもたかくてびっくりしたのを覚えています。
学費も高いし、食費も高い。
でも、食べ物の味はフィリピンと同じなのでとても良いです。

新井:
フィリピンで看護の仕事はしていたのですか?

ニノ:
フィリピンにいるときは、看護系の大学に通っていました。
そこで看護の実習がありましたので、それで少し看護や介護についての経験していました。
フィリンでの看護師免許も持っています!

新井:
それは素晴らしい!

フィリピン人 特定技能介護士インタビュー2

介護の仕事について

新井:
日本で最初に介護の仕事を始めた時に思ったことは何かありますか?

ニノ:
フィリピン人にとっては、介護の仕事は簡単なのかなと思いました。

理由は、フィリピンの文化として、自分の祖父や祖母と一緒に住んでいることが多いからです。
子どもの時から一緒に住んで生活のお世話をしているから、老人ホームの環境は馴染みのある環境です。
みんなファミリーだと思っています。

新井:
介護の仕事でつらいことはありますか?

ニノ:
やはり、日本語が分からないことが多いが大変です。
特に漢字やコミュニケーションが苦労します。

新井:
日本人が話すスピードは早かったですか?

ニノ:
そうですね、とても話すスピードは早かったです。
大阪弁もあるので、こんな日本語知らない!となったこともあります。

新井:
覚えた大阪弁ってなにかありますか?

ニノ:
うーん…
「おおきに」とかですかね!

新井:
確かに「おおきに」なんて日本語勉強しないですもんね。
日本語が分からない中で、どのように仕事をしていましたか?

ニノ:
ご入居者の状態はiPadで記録などの管理をしていたので、しっかりチェックしていました。
チェックしても調べても分からないことは、日本人スタッフに聞いて理解するして進めるようにしていました。

フィリピン人 特定技能介護士インタビュー3

新井:
介護の仕事で楽しいことはありますか?

ニノ:
看護の大学を卒業後、医薬品のセールスの仕事をフィリピンでしていました。
その経験があるので、服薬介助がとても楽しいです。
 
薬の量や種類で、そのご入居者がだいたいどんな状況なのかもわかりますし、セールスしていた医薬品も、老人ホームで使われているものと馴染みが深かったものなので、自分の知識を生かせて楽しいです。

新井:
ニノさんがもう一度最初から介護の仕事を始めるとなった場合、日本人スタッフが多い施設とグローバル人材が多い施設どちらで働きたいと思いますか?

ニノ:
はじめて介護をするなら、日本語があまりわからないから、日本人のスタッフの方が多い施設で働きたいと思います。

難しい日本語に触れる機会も多くなるし、成長の速度も上がると思うからです。

新井:
日本語が通じないという心配はないんですか?

ニノ:
その心配ももちろんあります。
でも、日本語を早く理解するためには、それが近道だと思っています。

日常生活や日本語の勉強について

新井:
最近うれしかったエピソードはありますか?

ニノ:
うーん、そうですね。
やっぱり特定技能の試験に合格したときが一番うれしかったですかね!

新井:
勉強好きなんですね!

ニノ:
そうですね(笑)
あとは、日本に住み始めて5年になるので、アニメを見るときに英語の字幕なしでも見れるようになったことですかね!

フィリピン人 特定技能介護士インタビュー4

新井:
日本語はどのように勉強しましたか ?

ニノ:
日本に来る前は、フィリピンにある日本語学校で半年ぐらいは日本語を勉強しました。

新井:
日本に来てからは勉強していました?

ニノ:
はい。
学校の後に、介護のアルバイトをして、アルバイトが終わった夜の時間に日本語の勉強をしていたので、当時はとても大変でしたね。

新井:
ハードスケジュールでしたね。
ちなみに生活する中で困ったことはありますか?

ニノ:
最初の頃は日本語が全然わからないので、3ヶ月から6ヶ月はとても苦労すると思います。
ハードスケジュールでも勉強しないと思うように生活できないので時間管理も大変でした。

今後の展望とメッセージ

新井:
介護の仕事で今後頑張っていきたいことはありますか?

ニノ:
一番のチャレンジは、漢字を書けるようになることです。
服薬介助でも、顔と名前を一致させるために漢字も覚えないといけないです。
それから、書けるようになれば申し送りも不自由なくできるし、1人で夜勤をすることもできるようになるためです。
 
夜勤ができるようになると、任せてもらえる仕事も増えるし給料も上がるので、これからも勉強したい。

新井:
こうしたほうが外国人の方がもっと働きやすくなると思うことはありますか?

ニノ:
外国人の場合、なんでも1人で介助しようとすると難しいことが多いけど、2人で協力してできれば簡単になることがほとんどです。

なので、すぐにサポートできる環境があると、とても働きやすくなると思います。

フィリピン人 特定技能介護士インタビュー5

新井:
そのほか、日本で働きたい方にメッセージはありますか?

ニノ:
日本に来たいと考えてる人は、高校卒業や大学卒業してからすぐに日本語を勉強することをおすすめしたいです。

僕は、大学卒業後、医薬品のセールスの仕事をしていたので、日本語を使わない仕事でした。
日本語を勉強しない期間があったので、忘れていたこともたくさんあり、覚えなおすまでに時間もお金もかかりました。
なので、日本語の勉強を継続することと、日本に来る前に現地でしっかり勉強しておくことを、しておくのが良いです。
 
日本語ができるようになると、介護の仕事ではなくて他の仕事もできるようになるし、いろいろな経験をすることもできます。
介護の上達速度にもつながりますよ!

新井:
ニノさんインタビューのご協力ありがとうございました!



株式会社スタッフ満足 新井 宏典
株式会社スタッフ満足 新井 宏典
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